
汎用脚式ロボット企業であるLimX Dynamicsは本日、2名の主要メンバーを迎え入れました。張力氏はLimX Dynamicsの共同創業者兼COOに、香港大学テニュア准教授である潘佳博士は同社のチーフサイエンティストに就任しました。両名の加入は、技術主導型スタートアップであるLimX Dynamicsが、創業当初から技術と製品の商用化を極めて重視し、エンボディドAIを代表とする最先端AI技術の汎用脚式ロボットへの発展と応用を常に積極的に推進してきたことを如実に示しています。

張力氏共同創業者兼COO
張力氏は、かつて自動運転分野のユニコーン企業のCOOやフォーチュン500・グローバル企業の幹部を務めた経験を持ちます。LimX DynamicsのCOOとして、国内外の事業における戦略策定、販路開拓とプロジェクトの実用化、マーケティング・広報、政府渉外など重要な業務を担当します。張力氏の加入により、LimX Dynamicsの事業展開はさらに勢いを増し、汎用脚式ロボットの研究開発から製品、サービスに至るまでのビジネスサイクル形成の加速が見込まれます。
張力氏は自動運転、自動車、モビリティ、通信、ITなど、複数の主要産業で長年にわたり深く携わり、販売、運営、管理において豊富な経験を有しています。張力氏は、中国における自動運転の商用化推進をけん引したキーパーソンの一人であり、2018 年に中国トップクラスの自動運転スタートアップに COO として参画しました。5 年以上にわたりチームを率い、革新的な自動運転ビジネスモデルを積極的に模索しました。実行可能な商用化戦略の策定を支援するとともに、国内外の多数の完成車メーカーとの戦略的提携を実現させました。これにより Robotaxi や Mini Robobus といった L4 級自動運転製品の実用化と運用を実現し、自動運転関連規制の突破に大きく貢献しました。張力氏はかつてシスコ(Cisco)中国に 19 年間在籍し、シスコ大中華圏シニアバイスプレジデント、CEO 首席補佐官を歴任しました。シスコ中国イノベーション事業本部ゼネラルマネージャー在任中、同社中国におけるイノベーション戦略と事業変革の策定・実行を全面的にけん引しました。
潘佳博士チーフサイエンティスト
ロボティクスと AI アルゴリズムのトップクラス専門家である潘佳博士は、チーフサイエンティストとして技術課題解決において重要な役割を担っています。LimX Dynamicsにおいて、汎用脚式ロボット向け最先端 AI 技術の研究と実用化をけん引し、複雑なユースケース認識、自律的なタスク分解、運動計画・最適化といった上位機能を強化し、同社が世界をリードする「運動知能(Motion Intelligence)」を、全方位的な「エンボディドAI(Embodied AI)」へと進化させます。これにより物理世界における AI が持つ大きな潜在能力を早期に解き放ち、ヒューマノイドを代表とする汎用脚式ロボットの量産ならびに商業的価値の創出を実現します。
潘佳博士は機械学習およびロボティクス分野における第一人者であり、同氏が開発したロボットの衝突検出および距離計算ライブラリ「FCL(Flexible Collision Library)」や、共同開発に携わったロボット運動計画ライブラリ「TrajOpt」「ITOMP」など、CPU および GPU に基づく軌道最適化手法は、ロボティクス分野において広く活用されています。同氏は、深層強化学習や自然言語処理などの手法を移動ロボットの知覚および動的障害物回避の課題に成功裏に適用した初期の研究者の一人です。また同氏のチームは、ロボットの触覚知覚や複雑な物体操作の分野においても国際的に先行する多くの技術を保有しており、多数の研究成果が『Science Robotics』、『IJRR』、『TRO』、『CVPR』、『ICML』などロボティクス分野のトップジャーナルおよびトップ国際会議にて発表されています。潘佳博士は、清華大学自動化学科を卒業後、米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)コンピュータ科学科にて博士号を取得しました。カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)電気工学・コンピュータ科学科にてポスドク研究員を務めました。現在は香港大学コンピュータ科学科のテニュア准教授を務めています。
LimX Dynamics共同創業者兼COOの張力氏からのメッセージ
ハードテクノロジーの商用化には独自の論理があり、技術、機能、そして製品こそがその商業的価値を築く基盤であると私は確信しています。技術をもって製品を支え、製品をもって市場に貢献するプロセスにおいて、私はお客さまの現場に深く入り込み、ユースケースを理解し、真のニーズを掘り起こし、中核的な課題を解決することを重視しています。製品・ソリューションを通じてお客さまに真の商業価値をもたらすことこそ、ビジネスの本質への回帰であると考えています。LimX Dynamicsが有する独自かつ世界トップレベルの技術的優位性を活かし、新たなチームと共に、産業点検、自動車製造、物流配送など多様な業界のお客さまに価値を創出できると確信しています。お客さまの成功こそが、LimX Dynamicsの成功です。今回LimX Dynamicsへの参画は、私にとって二度目の起業ジャーニーの始まりとなります。ヒューマノイドロボットは大きな可能性に満ちた分野であり、今後世界を変え、人々の生産活動や生活様式を大きく革新する潜在力を有しています。未だ多くの可能性が眠るこの刺激的な挑戦に携われることを、大変光栄に思います。
LimX Dynamicsチーフサイエンティストの潘佳博士からのメッセージ
LimX Dynamicsと同様に、私自身も汎用脚式ロボットこそが未来の姿であると深く確信しています。基盤となる運動制御の学習から、上位層の AI 技術の応用に至るまで、非常に挑戦的であると同時に極めて魅力的な応用分野です。中でもヒューマノイドロボットは、これら多様な技術能力を最大限に引き出す最適な汎用システムであり、ロボットの汎用性が高まるほど汎化可能なデータを効率的に収集でき、より大きな産業価値を創出することが可能となります。LimX Dynamicsは、一流のロボット本体と知覚に基づく運動制御能力を保有し、汎用脚式ロボットにおける AI の開発・応用が持つ大きな可能性を引き出しています。LimX Dynamicsにおいて私はチームを率い、的を絞った研究を推進します。上位層の AI から着手するアプローチを通じ、研究開発チームが重要な課題を特定し、解決の方向性を見出し、新たな機能・能力を創出できるよう支援し、同社の汎用脚式ロボットが持つ汎用性と汎化能力をさらに高めていきます。
LimX Dynamics創業者の張巍氏からのメッセージ
張力氏と潘佳博士の加入を心より歓迎します。お二人は商用化と最先端 AI 技術の研究開発を通じ、LimX Dynamicsが次なるブレークスルーを実現する力となると期待しています。汎用脚式ロボットは現在、技術と商用化の交点が拡大し続ける重要な転換点にあります。技術開発と事業商用化を両立させ、高度に融合させることが極めて重要であり、LimX Dynamicsはすでに先陣を切って第一歩を踏み出しました。私は、汎用脚式ロボットこそが物理世界における汎用AIの最適な担い手であると確信しています。この目標を実現するため、LimX Dynamicsが今後進める取り組みと探求は、汎用ロボティクスならびに AGI 分野に新たな示唆と価値をもたらし、最先端技術の研究開発により商用化を推進する、実効性の高い新たなパラダイムを確立することになると考えています。